今日も夢を見た
中学生の頃、散々酷いことを言ってきた異性の同級生の夢だ
夢の中でも悪態ついて、それに夢の私がキレたのだった
胸元掴んで、こちらの言いたいこと言って
怯む彼を捕まえたままで散々とだ
すっとした、本当にすっとした
もうずっとあの頃を繰り返し嫌なのに何度も反芻してしまっていた自分がそこに溶けたから
何も言えず、泣けもせず、1人になるまで耐えたあの頃の自分が少し、丸くなった気がした
実際には、私以外になんの変わりもないこの世だ
あの子は今日もそんな昔のことなんて忘れてこの世のどこかに居るし、私も居る
やり返せやしないし、そのつもりもない
ただ私の中で繰り返された忌まわしい過去に、少しの、一瞬の安らぎが与えられただけだろう
夢の中の私は怒っていたし、また嫌なことされたんだし、良いわけないのに、でも良い夢だった
言いたいこと言えた、でもこの世の私が何も背負うことはない、良い夢だった
言い返せば何かかえる
やり返せば何かかえる
その法則を知っているから、この夢は良い夢だと思える
悪い夢良い夢
今日の私ありがとう