ココロノカイテイ

読んだり書いたり綴ったり

タカラサガシ

好きって形のもの見つけたくて

違う色ばかりの石放っては懸命に探したけど

最初からなかった好きなら

悲しいくらい意味のない労力

探させたあなたが悪いのか

気付かなかった私が悪いのか

今はもうどうでも良くなった

あんなに煌めいて見えた世界は

改めて見たら荒れ果てた荒野で

まだ探せという声をさっと右手で払った

 

当たり前と見えた皆の持ってる宝石も

見渡せば持たない誰かも当たり前に居て

ひとりきりだけど孤独ではない

別色の宝ものがキラリ光った

あぁここにはないものだけど

あぁこの手にあれはないのだけど

それでも多分歩いていける

諦める勇気と

旅立つ決意を

ここではない場所

あれではないモノ

新たなる宝探しへ

いっそ身軽でいっそ清々しい

サヨナラココカラタカラサガシ

 

 

 

カラカラ

カラカラ振った

心を振った

カラカラ音する

何かの欠片

あっちへこっちへ

何かが動く

カラカラカラカラ

ただ確かめる

元々なのか

壊れてなのか

乾いた悲しい音鳴った

それでもカラカラ耳の横

確かめるよに動かした

生きている音がまだそこにある

その安心だけただ満ちた

じぶんだけのもの

気持ちも言葉も自分だけのもの

だから誰かに代弁などされたくない

されたくないから、されるのも嫌で

それを武器と思う人に嫌悪感が湧いてしまう

どうでもいい

誰かの語るそのまた誰かの批評なんて

その時点できっと歪みきっている

意味のない視点

自分の思いだけで渡って行きたい

責任なんて自分の分しか取れないのだし

少しでも身軽に

不安感が強かったからだろうか。

以前は知らない話があることが怖かったし、聞かせて貰えなければ焦燥感が現れた。

隠されれば暴きたくなるし、知らない何かは全て自分への否定と思ってた。

 

今はそういうのは全て面倒だな、と思うようになった。

人には許容量があるし、自分の許容量は少なそうだと思ってる。

知ったら反応しなくちゃいけないのもクイズみたいだし、難しい。

割り振られた問題だけでも人生って結構手一杯だったりする。

 

元々感情を貰いやすい自分は、負の感情をごっそり伝染されてしまうこともある。

そうすると案外相手はすっきりしたりして理不尽だ。

怒りや悲しみなんて、自分のものだけで充分だろうに。

せめて持とうと思うのは好きな人のものだけだ。

好きな人のものなら、分け合って持ったとしても理不尽とは思わないし、楽になってくれたら嬉しい。

そう思える人のものだけで、人の分は充分だ。

 

身軽に行こう。

荷物が多すぎて、歩けなくなるのは嫌だし。

重さに囚われて景色が見えなくなるのも勿体ない。

身軽で行こう。

どうせ何も持っていけない世界にいつか渡るのだし。

身軽に行こう。

寄り道もきっと楽しくなる筈だからね。

ふさぐ とじる はばむ

心がキシキシ軋むなら

脆い壁と強い風

釣り合ってない世界だから

いっそ閉じてしまおうか

外の喧騒やむまでは

家の軋みが消えるまで

強く閉じて阻もうか

誰のために戸を開ける

誰のために戸を閉める

守られるべきは誰なのか

塞いで問うて決めてみよ

心に怒りを飼っている

心に怒りを飼っている。

それは大抵誰かと居る時は大人しくしている。

けれど一人になると表に出たがる。

そんな時は沸々とぐるぐると心を彷徨わせる。

言い返したかった言葉を言ってみたり、

脳内で戦って言い負かせてみたりする。

一通りすると別の感情が出てきたりして、引っ込むから、出ている間は好き勝手にさせる。

 

我慢させてきたんだなぁ、自分を。

と思う。

でも今はそれが解って、安心しているから出てくるんだなぁと思う。

だからもう押さえつけない。

誰かを現実的に言い負かせたり、やり込めるのは後々の罪悪感に負けそうで出来ないから、せめて一人の時には解き放つ。

そうして、それを作った誰かとは関わらない。

心に飼う怒りとせめてもの約束。

これが出来なかったから、きっともっと辛かった。

自分との約束はきっと、他の誰かとのより大事だから、もう破りたくはない。