詩
嫌なこと、思い出す ふつ、と、沸く 上昇する温度に火傷しかける 嫌なこと、当たる ふつふつ、と、沸いてく ヒリヒリと刺激が痛む 思い出しながら、並行して痛みと並べない 我慢強いほど、我慢強く痛めつけられたほど、傷跡も傷も深い 火傷に熱湯なんて当て…
深い深いところにきっと 置いてきている、重い自分 見ないように、上へ 嘘吐いて軽くしても 引きずられるのは後ろ髪か 上がるほど痛く 上がるほど辛い そこが底だと、誰が言う そこが底だと、決めたのはいつだろうか 上がるほど冷たくなる手足を止めて 底へ…
待っている順番の先に何があるか知らない 今の自分なら知りようがないのに そこに誰かのどこかの悲しみを映して 震えて並ぶのはなんて滑稽 ただここにあって ここにないものを思わず どこかになら祈って ただあるものを知ること 出来ることをすることだけ た…